【医療用語の読み方】医療ドラマでもよく出る「腋窩(えきか)」ってどこ?意味・英語表現も解説

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健診結果や診察で「腋窩(えきか)」という言葉を見かけたことはありませんか?
処方箋にも塗り薬の使用部位などに「腋窩(えきか)」と指定されていることも多々あります。

最初のころは読めなくて「どこ?」となってましたw
また、医療ドラマで「腋窩リンパ節に転移があります」といったセリフを聞いて、「どこだろう?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「腋窩(えきか)」の正しい読み方と意味、解剖学的な役割、ドラマでの使われ方、さらに英語表現までわかりやすく解説します。

目次

腋窩(えきか)の読み方と意味

  • 読み方:腋窩(えきか)
  • 意味:いわゆる「わきの下」のくぼみ部分を指します。

腋窩は日常生活では「脇(わき)」と呼ばれますが、医療の現場では「腋窩」という専門用語を使います。

別に専門用語にしなくてもいいのにとは常々思いますが…

腋窩の解剖学的な位置と役割

腋窩は、腕の付け根にあるくぼみで、重要な血管や神経、リンパ節が集まっています。
特にリンパ節は、体の免疫システムにおいて大切な働きを担っており、がんの転移の有無を確認する際によく調べられる場所です。

代表的な役割

  • 体温測定:腋窩体温は一般的な測定方法
  • リンパ節の評価:乳がんや悪性リンパ腫の検査で触診や画像診断が行われる
  • 発疹や感染の確認:脇の下のかぶれ・腫れなどの診察時に重要
腋窩画像

医療ドラマでの「腋窩」の使われ方

医療ドラマでは、「腋窩リンパ節(えきかりんぱせつ)」という言葉がしばしば登場します。
例えば、乳がん患者の手術シーンで「腋窩リンパ節郭清(えきかりんぱせつかくせい)を行います」といったセリフが出てくることがあります。
腋窩リンパ節郭清とは乳がんの手術で腋窩リンパ節を丸ごと切除する手術方法のことです。

また、救急ドラマでは「腋窩で体温を測って」と指示する場面もありますよね。
知っているとセリフの理解が深まり、よりリアルに楽しめるかと思います。

腋窩を英語で言うと?

腋窩は英語で Axilla(アクシラ) と表現されます。

  • 腋窩リンパ節:Axillary lymph node
  • 腋窩温:Axillary temperature

海外ドラマや英語の医学書を見るときに役立つ知識です。

まとめ

腋窩(えきか)は「わきの下」のことを指し、リンパ節や血管が集まる重要な部位です。
医療ドラマでもよく使われるので、読み方を覚えておくと診察やドラマ視聴がより分かりやすくなります。

次回は「腋鼡(えきそ)」について解説します。

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